静岡県は２７日、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中だった１人が死亡したと発表した。健康状態の確認を電話で行っていたが、業務が
県によると、亡くなったのは基礎疾患のある５０歳代で、２６日に死亡が確認された。
保健所がホテルでの療養を勧めていたが、本人が自宅療養を希望したという。
県の委託を受けた外部の団体が２４日に健康状態を電話で聞き取りし、酸素飽和度の低下などの変化がないことを確認したが、２５日は電話ができなかったという。
２７日に記者会見した県の担当者は、電話ができなかった理由について「自宅療養者が増えて聞き取り作業が間に合わなかった」と説明し、対応を謝罪した。その上で、「健康観察をするスタッフを最大限増やす」と話した。
また、県と静岡、浜松両市は２７日、新たに計６４０人の感染者を発表した。１日の新規感染者数として、１９日の６７４人に次いで過去２番目だった。
感染者の発表主体の内訳は、県４４０人、静岡市１０４人、浜松市９６人だった。富士宮市の児童福祉施設など５か所で新たなクラスター（感染集団）が確認された。
累計は、静岡市が２５日に公表した１人を取り下げ、県外での確認を除いた感染者数が延べ２万６９６例となった。死者は１６６人。
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