
大手旅行会社HIS傘下のHISモバイルが、低容量の利用者に向けた新料金プラン「格安ステップ」を始めた。低容量の中でも月1ギガバイト(GB)と3GBという特に容量の少ないプランの料金を競合他社より割安にしたのが特徴で、通話料も30秒で11円と他社の半額に抑えた。価格の安いSIMフリー端末の販売も強化しており、格安スマホ事業を本格化する構えだ。
他社より200円程度安い
HISモバイルの猪腰英知社長が「かなり無理をした」と語るように、1GBの料金が月590円、3GBが790円とかなり安い。格安スマホのシェア2位のOCNモバイルONEは1GBが月770円、3GBが990円のため、200円程度安く設定されている。これより上の容量は、1GB、3GBほど他社との差はついていないが、5GB、7GB、10GBのプランも用意している。
通話料は30秒で11円。一般には30秒で22円とする事業者が多いので半額だ。アプリをインストールしたり、オプションを申し込んだりする必要はなく、スマホに標準搭載される通話機能でこの金額になる。1回5分以内なら何度でもかけられる通話定額を月700円でつけることもできる。
通話料が安いのは、HISモバイルが、MVNO(仮想移動体通信事業者)の老舗の日本通信とHISの合弁で設立した会社であるため。HISモバイルは日本通信からNTTドコモの回線を借りて使っている。日本通信はドコモとの交渉が実り、他社より安い卸価格で音声通話を使うことができている。30秒11円の料金でサービスを提供できているのは、現状ではOCNモバイルONEと日本通信だけで、競争力がある価格と言える。
中国製など端末販売も強…
からの記事と詳細 ( HISモバイル「1GBを破格の月590円」で勝負 | 知ってトクするモバイルライフ | 石野純也 - 毎日新聞 )
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