4月27日に配信された「キャリア設定」および「iOS 14.5」の適用で、楽天モバイル回線でiPhoneシリーズが利用できるようになりました! 本サービス開始から約1年、ようやく正式対応ということで多くのユーザーが待ちわびていたのではないでしょうか。
かくいう筆者も、こっそり自分のiPhone SE(第2世代)で使用していました。正式対応前までは、「ローミング回線との切り替えが手動」だったり「APN設定が必要」だったり、色々と制限がかかっておりましたが、この正式対応でどのように変わったのか、この1年でどのように変わったのかをお伝えしていきます。
楽天回線に自動で切り替わるように
大きな変化の1つは、KDDIのローミング回線と楽天回線の切り替えが自動化されました。こちらは、端末やiOSのバージョン、タイミングなどで自動で切り替わらない場合があると案内されていますが、これまで全く自動で切り替わらなかったものが、筆者の端末では切り替わるようになりました。
特に実感する場面は、東京メトロ丸ノ内線に乗っている時。在京の方の多くはご存知かと思いますが、丸ノ内線は地下鉄といいながら時々地上区間を走行します。
筆者は池袋から淡路町までよく移動しますが、途中の茗荷谷や後楽園、御茶ノ水駅周辺で地上に顔を出す機会があります。
地下鉄内は、KDDIのローミング回線が繋がりますが、地上では楽天回線のみ使用できます。何回か地上に顔を出すタイミングで、これまでのiPhoneでは自動で回線が切り替わらないので通信がしづらくなり、機内モードのON/OFFで回線を切り替えられたと思うと、また地下区間で繋がりにくくなり……といった経験がありました。
筆者はこういう場合あきらめて、御茶ノ水の美しい渓谷を眺めたり(5秒くらい)、茗荷谷の車庫や後楽園の街並みを見ることにしていましたが、正式対応でようやくこのストレスから開放されます。
デュアルSIMが使えるように
楽天モバイルのSIMでiPhoneを使用する際、これまで楽天回線のAPN設定が必要でした。
普通の使い方であれば一度設定するだけでいいのですが、デュアルSIMで他社のSIMカードを使用する場合、この「楽天回線のAPN設定」が邪魔をしているのか、ほかの回線のSIMが利用できませんでした。
筆者はこれまで世代交代するはずだったiPhone 7にメインのSIMを入れて、SE(第2世代)に楽天回線のSIMを入れるというなんとも謎な運用をしていました。
キャリア設定の更新で、このAPN設定が不要になったので、デュアルSIMが可能となりました。これでiPhone 7には隠居していただけそうです。
「freq_band_ind 18」を見る機会が少なくなった
ここ1年くらい、親の顔より多く見た「フィールドテストモード」の画面。楽天回線かKDDI回線どちらで接続しているのかを知るための方法の一つです。
「フィールドテストモード」の「LTE Serving Call info」の「freq_band_ind」の項目で、LTEのバンドを確認し、バンド3であれば楽天回線、バンド18であればKDDI回線(ローミング回線)と確認できます。
少し前までは、まだまだKDDI回線につながることが多い印象でしたが、最近はほとんど楽天回線で使えることが多くなったような気がします。筆者の自宅も最近まではKDDI回線に繋がっていましたが、この記事を執筆している時に確認してみると楽天回線に接続していました。
万が一の時も安心
このほか、緊急地震速報や津波情報の受信、緊急通報時の高精度な位置情報測位(iOS14.5で対応)、ローミング回線でのSMSなどに対応しました。
回線の自動切り替えもできるようになったことで、万一の際の安心感がより向上しました。
月額料金0円~の新料金プランから始まり今回のiPhone対応など、楽天モバイルは2021年も「常識をひっくり返す」施策を打ち出してきました。今後も、楽天モバイルに注目していきたいと思います。
からの記事と詳細 ( 楽天モバイルがついにiPhoneシリーズ正式対応! これまでと変わったことは? - ケータイ Watch )
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