トップアスリートを育てた龍谷大陸上部元総監督の西出勝さん(68)=京都府長岡京市勝竜寺=が、シニアライフの健康をサポートするボランティア団体「たんぽぽの会」を設立。高齢者や障害者を対象に3月から文化やスポーツ活動を始める。
西出さんは東海大在籍中、箱根駅伝に3回出場。長年、京都外大西高陸上部監督を務め駅伝強豪校に育てた。龍谷大ではマラソン元日本記録保持者でオリンピックに2度出場したカネボウ陸上部監督の高岡寿成さんや、競歩20キロ元日本記録保持者でロンドンオリンピックに出場した渕瀬真寿美さん(建装工業)らを導いた。
65歳での退職後に、ボランティアで2年間続けた総監督を2019年に勇退。自叙伝を出版する一方、「今後は何をすべきか」と思案。「周囲には高齢者が増え、陸上で知り合った障害者の先行きが気がかり。役立つことがしたい」と同団体の設立を思いついた。
高齢者を対象に、水曜は午前10時からバンビオ1番館を会場に陶芸や園芸、絵画や書道などの文化活動を行い、金曜は午前10時から中央公民館で文化活動、午後1時からは長岡公園(天神2丁目)で、ランニングやウオーキング、健康体操などのスポーツ活動を実施する。
土曜には、障害者を対象にスポーツ活動を計画。参加者は千メートル以上歩けて、未成年者は保護者同伴を条件にする。文化、スポーツ活動とも、西出さんが講師を務める。入会金は不要で、文化活動での材料費は負担してもらう。
西出さんは「リーダー的な役割で私が活動を先導し、参加者と一緒になり健康づくりや介護予防に取り組む。たくさんの方々に参加していただき一緒に楽しみませんか」と呼び掛けている。
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