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Friday, May 29, 2020

健康願い 夏至カレー 関西発、じわり浸透 - 大阪日日新聞 - 大阪日日新聞

大阪ニュース

2020年5月30日

 冬至にカボチャを食べるように、夏至にカレーを食べる風習を根付かせようとする試みが、関西発でじわじわと広まっている。太陽に感謝し、一年の半分をがんばった自分をねぎらうとともに、後半の健康を願ってスパイスで元気を付けようというもの。京都市在住の写真家が発起人となって約5年前から呼び掛けを始めると、会員制交流サイト(SNS)を中心に火が付いた。夏至の時期になると、京都や大阪などの各地で催しや企画が繰り広げられている。

賛同の輪が広がっている「夏至カレー」を食べる試み
水間鉄道と連携して開かれた企画の様子

 呼び掛けを始めたのは、写真館などを展開する中田絢子さん。夏に向けて盛り上がる皮切りとして、一年のうちで昼間が一番長い日を楽しもうと考案した。

 冬至のカボチャや節分のような行事が見られなかったため、自身の好きなカレーに着目。太陽への感謝や、健康祈願の思いをのせて食べる「マイルール」を10年余り前から始めた。くしくも、カレーは、スパイスの効用などが健康に役立つとされ、理にかなった格好だ。

■人とのつながり育む

 SNSで取り組みを発信し始めると、賛同者が集まり、2017年には大阪、京都を中心に有志がイベントを実施。水間鉄道(貝塚市)の電車のヘッドマークに夏至カレーのデザインを掲げる企画も実現した。

 その後、夏至の日にツイッターのトレンドワード全国6位になったりと知名度を上げ、昨年は、大手広告代理店と連携。東京の大型小売店で特設コーナーを設置して販売促進に貢献した。流通業界では、6月に催事の話題が少ないといった要因が奏功したという。

 18年から催しに参加している会社員の矢頭ユミさん=京都府長岡京市=は「じめじめした時季に、普段意識しない夏の訪れを感じられて前向きになる上、大人から子どもまで大好きなカレーを通じて、人とのつながりを感じられる」と魅力を指摘する。

■「明日もがんばろう」

 今年も21日の夏至の日に合わせて、各地域でイベントが繰り広げられる。大阪や京都の有志店舗では期間限定メニューがお目見えする予定だ。16年から始めた恒例のオリジナルTシャツ販売は今年、最多の100枚強が売れたという。

 特に今年は、新型コロナウイルスの流行で、健康や新たな生活様式への関心が高まっている。「夏至カレー大使」を掲げている中田さんは「季節の巡りに思いをはせながら、生活のワンシーンを誰かと共有できる日が一日でもあれば、明日もまたがんばろうと思えるのでは。それぞれが安心できる方法で自由に夏至カレーに参加してもらえれば」と呼び掛けている。

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