早速、MVNOの楽天モバイル契約者向けマイページ「メンバーズステーション」から先行申込を申請しようとしたところ、最低利用期間中でも契約解除料はかからないと案内された。過去の楽天モバイルのアンケートから、てっきり契約解除料がかかると思い込んでいただけに、これはうれしい誤算だ。
MNOとなった楽天モバイルの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT(ラクテン アンリミット)」は、国内海外問わず自由に、誰でも使いやすい料金がコンセプト。月額2980円で東京23区、川崎市、横浜市(一部)、さいたま市といった三大都市圏の主要エリアをカバーする自社回線のデータ通信と、独自アプリ「Rakuten Link」を利用した国内通話・SMSが制限なく使える。海外から国内への通話・SMSも無料。4月8日には日本から海外への通話と海外間の通話がかけ放題となるオプションサービス「国際通話かけ放題」も提供する。
通常料金月額2980円のところ、先着300万人は1年間無料になる「プラン料金1年間無料キャンペーン」も実施する(1人1回限り)。まだ規定数に至っていない模様だが、気になるなら申し込みは早い方がいい。
ソフトバンクは、3月27日から商用5Gサービス「SoftBank 5G」を順次開始すると発表しており、楽天モバイルもまた6月から商用5Gサービスを開始する予定。次世代通信規格への移行を控え、キャリア・通信サービス選びは難しいところだが、先着300万人に入ると、開通日の翌月末までに「Rakuten Link」の初回アクティベーション(SMS認証の完了)を条件に、事務手数料3300円に相当する楽天スーパーポイント3300ポイントがもらえるうえ、店頭ではなくオンラインで契約すると、追加で3000ポイントがプレゼントされる。つまり、従来のMVNOからMNOサービスのRakuten UN-LIMITに乗り換えるだけで6300円相当のポイントをゲットできる。
なお、ポイントプレゼントに欠かせないRakuten Linkの対応機種は、当初は同社が取り扱うAndroidスマートフォン(スマホ)のみ。現行のラインアップは「Galaxy Note10+」「Galaxy S10」「Xperia Ace」「AQUOS sense3 lite」「OPPO Reno A」「Rakuten Mini」など。
Rakuten UN-LIMIT自体は、楽天自社回線対応としてMVNOの楽天モバイルが販売していたほかのAndroidスマホも、ソフトウェアアップデートを適用するとSIMカードを入れ替えて利用できるとしている。通信と端末料金を分離する「完全分離プラン」と完全に逆行する動きだが、今、もっとも端末ラインアップが多彩で、SIMフリーの機種を選ぶと損をする可能性が高いキャリアは楽天モバイルかもしれない。(BCN・嵯峨野 芙美)
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March 15, 2020 at 03:40PM
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楽天モバイル通話SIMから「Rakuten UN-LIMIT」への乗り換え、最低利用期間中でも違約金なし - BCN+R
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