平成28年全国犬猫飼育実態調査などによると、ペットの平均寿命はここ30年で約2倍に延びており、ペットは家族の一員として長い時間を過ごす存在になっている。一方で、言葉が通じず、コミュニケーションが難しいペットの健康管理や、老齢ペットの介護が飼い主にとって大きな課題となっており、獣医師による定期的な健康診断の重要性が高まっている。
Team HOPEでは、検診により疾病の兆候を早期発見することが、健康寿命の延伸には不可欠と考え、ペットの健康診断の啓発活動を推進している。今回の調査によって、主に次のことが明らかになった。
定期的な健康診断を受診させている飼い主は、42%おり、2016年の31%から11%伸長(犬48%・猫38%)。その内、年に2回以上受診させている飼い主は41%と、こちらも2017年の30%から11%伸びている。
受診が増えている背景には、ペットの高齢化と飼い主の健康意識の高まりや、健康診断に対する経済的負担へのハードルが下がってきていることが考えられるという。Team HOPEでは、ペットは人よりも速いスピードで年を重ねることから、7歳以上のペットは年に2回以上の健康診断の受診を勧めている。
受診項目で多いのは、問診、触診、視診が8割以上。聴診と血液検査は6割弱と続く。しかし、腎疾患や泌尿器疾患、糖尿病等を発見するための尿検査は22%、消化管内の寄生虫の有無や、消化管内の出血や 消化状態を診るための便検査は 22%、肺や心臓、臓器の異常を診るためのレントゲンは19%に留まった。Team HOPEは、上記の8項目は、ペットの全身の健康状態を正しく把握するために、是非受診してほしいとしている。
7歳以上の高齢ペットの罹患経験は、犬80%、猫60%と高く、現在病気にかかっている7歳上のペットは、犬43%、猫35%もおり、「歯・口腔」の病気が共通して多い。一方、ペットの病気や健康関連での不安は「病気になったときの経済的負担」「ペットロス」「病気の兆候がわからない」といった回答が続く。
ペットの高齢化が進んだことにより、「ペットの介護」も飼い主にとって、大きな問題になりつつある。「自力で歩くことができない」や「自力でトイレで排泄することができない」などがあるが、介護の方法としては、「自宅で自分または家族が面倒をみている」人が96%とほとんどで、病院や施設に預けたり、訪問介護サービスを利用する人は非常に少ないことがわかった。
介護についての考えを尋ねると、「できるだけ自分で面倒をみたい」と前向きな回答が45%あるものの、一方で、「特に対策していない」や「予防方法がわからない」との回答も多数あった。介護に対する不安はあるものの、情報が少ない様子がうかがえるため、Team HOPEは、自宅介護を支援するサポート、介護予防の具体的なケア方法についても、情報の開発・提供の必要があるとしている。
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:犬・猫の飼い主412名(全国20歳以上)
内訳:犬・猫ともに206名ずつ(7歳未満 103名、7歳以上 103名)
実施機関:2019年12月6日~7日
ペットの健康管理に関する実態調査を実施、定期健康診断を受けるペットは4割強…Team HOPE
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April 01, 2020 at 04:00AM
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