新型コロナウイルスへの感染防止のために、手洗いの徹底などを呼び掛ける角野理事=県庁で |
新型コロナウイルスによる肺炎への感染拡大が懸念される中、感染を防ぐためにはどのようなことに気を付けるべきか。三月二日からは県内でも多くの公立学校が臨時休校となるが、家で過ごす子どもに対し配慮するべきことは−。元全国保健所長会会長で、感染症対策に詳しい県健康医療福祉部の角野文彦理事に聞いた。
−新型コロナウイルスに感染しないためには?
何よりも手洗いが大切。アルコール消毒液が(市中の店舗で)品切れになっているが、消毒液はあくまで手洗いができない時に代用するもの。家の中など手洗いができる環境であれば、とにかくこまめに手を洗ってほしい。マスクは多少の予防効果はあるが、間違った使い方をすれば逆効果になる。汚れがついているマスクの表面を手で触れば、余計に感染のリスクが高まる。触った場合には、手を洗う必要がある。
−外出時に気をつけることは?
人混みを避けることが大切。満員電車など、人が多い所に行かざるを得ない際には、顔と顔が向かい合うことを避けるだけでも感染リスクは全然違う。仮にせきをする人がいたとしても、後方からであればリスクは低い。せきをする時には手ではなく、腕で口を押さえなければいけない。
−せきや熱が出たときには、どうすればいいか?
病院には病気の人が集まっており、感染のリスクが高い。熱が出たからと、すぐに病院に行くのは避けるべきだ。まずは三日間ほど自宅で休んで様子を見て、心配であれば帰国者・接触者相談センターに相談してほしい。
−自宅で休む際に、気を付けることは?
家族に移さないために、家の中でもマスクを付けることが必須。市販の総合感冒薬を飲み、水分を多くとってほしい。
−学校が休校になるが、子どもの過ごし方は?
家の中にこもってストレスを感じすぎるのも、良くない。公園など人が少ない所で遊ぶことは問題ない。ただ、塾などに行くのは避けてほしい。新型インフルエンザの時には学校の代わりに塾に子どもが集まり、感染が広がった。学童保育では学校より密度が高くなる場合もあり、手洗いなどを一層徹底するべきだ。ウイルスは仮に感染しても、体力があれば重症になりにくい。しっかり栄養や休養を取り、家の中でも体力が落ちないようになるべく体を動かすことが大切だ。
−インターネットでは、さまざまな情報が飛び交っているが。
「ウイルスは約26度で死ぬ。ぬるま湯を飲めば治る」などといったデマが、拡散されている。特定の物を飲んだり食べたりすれば治る、というものではない。会員制交流サイト(SNS)ではなく、新聞などを通して、公的な情報を収集してほしい。
(森田真奈子)
"健康" - Google ニュース
February 29, 2020 at 03:10AM
https://ift.tt/2PB5Us9
「何よりも手洗い大切」 県健康医療福祉部、角野理事に対策聞く - 中日新聞
"健康" - Google ニュース
https://ift.tt/2KsOhIe
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment